各国でApple watchの「不規則な心拍の通知」機能により救われたというニュースがありましたが、これまで日本国内ではこの機能が(大人の事情で)隠され続けてきました。
…が、とうとう日本でも正式に利用できるようになったので早速設定してみました!ヽ(=´▽`=)ノわーい
機能を有効にするにあたって(前準備)
まず、Watch OSを最新のものにアップデートしましょう。
この機能が使えるApple watch series4以上については、iPhoneに通知が来ていると思いますので、アップデートの方法については割愛します。
アップデートの通知はこんな感じで来ているはずなので、サクッとアップデートしましょう。
慌ててスクショ撮ったので切れちゃってますが、以下文面があります!
- 日本、マヨット、フィリピン、およびタイでApple watch Series 4以降の”心電図”Appに対応
- 不規則な心拍の通知を利用できる国と地域に、日本、マヨット、フィリピン、台湾、およびタイを追加
アップデートが完了したら、準備完了です!
アップデート後の設定を行う
アップデートしただけでは、不規則な心拍の通知機能は有効になりません。
Apple watchの設定→心臓を開いてもこんな感じで項目が出ていませんね。。
この状態の場合はペアリングしているiPhoneのWatchアプリを開いて、「心臓」の設定を開きます。
すると、このように「不規則な心拍の通知を”ヘルスケア”で設定」という項目がありますので、選択します。
あとは流れに乗って、必要な項目を入力し、設定を完了します。途中設定が必要な内容は生年月日と過去の心臓に関する病歴の有無確認、それ以外はこのAppを使うにあたっての注意点・確認事項に許諾を求めるボタンがあるくらいのかんたんな設定です。
最後に、「通知をオンにする」を押して次の画面が出たら完了です。
Apple watchで設定が出ているか確認してみる
ここまでの手順を実施すれば、Apple watchの設定を開いて「心臓」の項目を開くと以下のようになっているはずです。
※設定前
※設定後
これで無事設定完了です!
これからApple watchを買うor買い換えるなら…?
この不規則な心拍の通知機能に対応しているApple watchは、Series4以降です。ちなみに私が使用しているのもSeries4。Series4使ってる人はそろそろ使用期間が3年目に突入していてバッテリー持ちが不満になってきたりしているのではないでしょうか。ここからは、自分が買い換える(またはこれから新規で購入する)としたらどれ選ぶ?という雑記です。
現行のバージョンは高機能版のSeries6と、廉価版のSEの2種です。Series5も併売されているようですが、よほどの値引きがなければお得感はないかもしれません。Amazonに掲載されていた比較表はこのようになっていました。
ちなみに2021年2月時点で、Apple watch Series5はAmazon価格で45000円を少し切るくらいから〜といった価格感でした。
Apple watch単体で通信が可能になるセルラーモデルや、アルミ以外のボディを選択するという風にグレードを上げていくときりがないので、上記の各モデル最安値のGPSモデルを対象にして比較します。上の表、実際Amazonで見てみると分かるのですが、価格の所がアテにならないかもしれません。(SEの価格、40mmモデルの最廉価版だと36000円前後からありました。)
以下、2021年2月時点で販売されているApple watch比較です。
1世代前だけどまだまだ現役!特売になるタイミングが狙い目のApple watch Series 5
- 世代が1世代前だとしても気にしない
- 常時表示の画面に魅力を感じるが、Series 6は高いと感じている
- 特売になるタイミングがあるはずで、それまでじっくり待てる
このような方にはこちらのSeries 5が良いかもしれません。個人的には、現状で割引額も大きい上でSeries 6との価格差が数千円のため、30〜40%割引!みたいな大きなセールでもなければ手を出さないかも。。
スペックよりも価格が一番!最廉価だけどスペック上困ることは全然ないApple watch SE(40mm、GPSモデル)
- Apple watchを使ってみたいがいきなり4万以上の上位版に手を出すのは怖い…
- 腕時計とはいえ、資産価値のあるブランド腕時計ではないし、なんの事ならスマートウォッチは消耗品!
- コスパ命!
このような方には、Apple watch SEの最廉価版(40mmの小さいサイズ、GPSモデル)が良いと思います。私はセルラーモデル使っていますが、Apple watch単体で通信が必要な場面なんて日常生活においてほとんどありません。スマホも持たずに身一つでランニングに行くときにApple watch+Bluetoothイヤホンでradiko聞きながら走るなんてことはありますが、音楽で良ければApple watchの内蔵メモリにiTunesから好きな曲をコピーしておけば事足ります。
特に女性は44mmだと大きすぎると感じることもあるでしょうし、3万円台前半という価格感は魅力的です。
スペックよりも価格と機能を重視!セルラーモデルとして手を出しやすいApple watch SE(セルラーモデル)
- スマートウォッチなんて消耗品!極力安いのが良い
- 安いほうが良いんだけど、セルラーモデルを使いたい(スマホをロッカーにしまったまま仕事をしないといけないが緊急の連絡等の通知に気が付きたい、など)
- 血中酸素ウェルネスや画面の常時表示は必要ない
このような方にとって、SEのセルラーモデルは最良の選択肢になるのかなと。
セルラーモデルの利点はiPhoneが離れたところにあっても、LTEの通信さえできる環境ならスマホに来た通知を受けたり、メッセンジャーアプリの種類によってはiPhoneがなくてもメッセージを自発的に送信する事もできます。(文字入力は音声認識も使えるので、かんたんな連絡程度であれば実用の範囲です)
例えば、業務上スマホをロッカーに預けるなどして現場に持ち込めない環境で仕事をしている(腕時計については特に何も言われない)という人が、「子供の幼稚園から緊急の連絡があるかもしれず、iPhoneが手元に無くても通知や電話を受けたい」といった場合にはセルラーモデルが最適です。セルラーモデルにすると万単位で価格が跳ね上がるのですが、SEに関してはベースの価格が安いためセルラーモデルを選んでも割と安価(他のモデルのGPSモデルと変わらないくらい)に購入する事ができます。
機能もスペックも現状最上位!全部入りのApple watch Series 6
- 買ったあとで「もう少し足しておけばあの機能も使えたのになぁ」ってよく思うタイプのスペック厨
- 1〜2万円くらいの価格差は時給換算で考えちゃうタイプの方
- 既に使っているApple watchがSeries 4だったり、セルラーモデルだったりで、せっかく新調するんだから良いやつにしたい
こんな方にはApple watch Series 6をおすすめします。
後述しますが、Apple care +に加入していて、2年のタイミングで新品(同様品)交換したこともあり、セルラーモデルで当時7万円近くしたものがトータルコストで見ると安く上がっているように思います。そう考えると、今はちょっと奮発して、一番いいやつを買う。そういう選択肢もアリだと思います。
Apple Care +には加入すべきか否か???
Apple care +への加入については、加入すべきと考えています。
Apple watchって、防水ですし、腕につけるという使い方のこともあって落下や水の侵入で壊れる可能性がiPhoneやiPadに比べると遥かに低いです。私も2年3ヶ月ほど使っていましたが、機能的に困るような壊れ方をしたことはなかったです。(とはいえ、一度腕ごと壁にぶつけてしまった事があって、表面に張っていたガラスフィルムが犠牲になりましたけど。)
そんな故障しにくいはずのApple watchに、なぜApple care +をつけるのか。それは、Apple watchを使える期間を極力長くできることで、トータルコスパがよくなる可能性があるからです。
Apple Care +に加入していたことで良かったこと。
私の場合、上記の様に一度ぶつけたことがあり、その際に「使用に支障はないものの、修理しておくほうが望ましい傷」ができていました。要は、腕に当たる部分のアルミボディがささくれてしまっていて、時々腕が引っかき傷みたいになる状態になっていました。
Apple care +が切れる直前に、修理が可能かを相談してみた所、無事引き受けていただけることになり、その際「修理ではなく、新品同等品に交換してしまうエクスプレス交換サービス」を使うことができました。
修理対象の端末を送って修理してもらうと、バッテリー交換までは行われない(バッテリー交換は別途8000円程度かかる)のですが、エクスプレス交換サービスを使用すると9000円ちょっとで新品同等品が送られてくるので、実質的にバッテリー交換+1000円追加でボディがきれいになることになります。
こういう考え方も確かにあると思います。もし、2年間無傷で使用できていたならばそのまま利用を継続し、8000円程度のバッテリー交換を行えば更に先2年ほど使えることになりますので。
とはいえ、今回のようにちょっとした事故がきっかけで傷や割れが発生してしまったApple watchが、フリマアプリでジャンク品扱いで出品されているのを見ると、費用対効果の大きい保険じゃないかなと思います。
「購入時点で、一番いいスペック(セルラーモデルのSeries 6)にApple care +込で7万円ほどかけ、2年後にきれいにするために9000円ほど(エクスプレス交換サービス料)かけて、そこから更に2年ほどは使える」こう考えると4年で8万円のコスト、つまり2年あたり4万円のコストです。更に、安価なモデルを買う場合に比べて日々の使用に際する満足度は高いハズ。(機能的な違いはもちろん、「良いものを使えている」という気持ち的な面も合わせて)
一方、現在今4万円で保証なし、という買い方で手に入るのは型落ちのSeries 5 GPSモデルか、SE 44mmのGPSモデル、すこし背伸びしてSEのセルラーモデルです(いずれも、4万円は軽く超える)。これらをApple care +(補償)無しで購入するとすると、2年間で故障してしまってボロボロになっても交換はできません。更に2年後は型落ちの上、型落ちの中でも廉価版というランクになっています。
こう考えると、今奮発して最上位モデルであるSeries 6のセルラーモデルにしておき、4年で回収するとしたほうが期間全体を通して使用満足度は上がり、コスパも良いと思います。
私も実際、2年3ヶ月ほど前に型落ちで安くなっていたSeries 3とSeries 4どちらを買うか迷いましたが、上記のような考え方でLTE通信機能を使う予定もないまま当時最新のSeries 4のセルラーモデルを購入しました。2年3ヶ月の時が経った現在、せっかくだから〜とLTE通信も使いはじめて良いなと思った(後からあの機能良かったな、と思うことがない)し、Series 6やSEが出ても2年くらいでは性能や機能的にも大きな見劣り無く使えるため不満はありません。
…と、いうわけで
話がそれちゃいましたが、「とうとう日本で不規則な心拍の通知が使えるようになったぞ!」というお話でした。
そして、私が今Apple watchを買うなら、Series 6のセルラーモデル(サイズはお好みで)に、Apple care +をつけて奮発して購入&4年位使うつもりで購入することをおすすめします!(以下リンク。本体6.2万にCare合わせてちょうど7万円くらいなので、私がSeries 4を買った2年前と状況同じなので、個人的にはおすすめしたい買い方です。)