以前購入したTicwatch E、かれこれ10日くらい使ってみた所感をまとめたいと思う。
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良いところ・悪いところ
はじめに、今回初めてWear OSの入ったスマートウォッチを使ってみた感想をまとめておく。
良かったところ
- Wear OSが入っているため、高機能
- App Storeを基軸にしたアプリが豊富
- 音声入力によるメッセージの返信やメモ、Googleアシスタントを使えるのがすごく便利
悪かったところ
- 電池持ちが悪い
- 画面が基本消えているので、盤面を表示させるためにワンアクション必要なので見にくい
これらのポイントを中心に、まとめていきたいと思う。
結局、Ticwatch Eは使っているの?
…はい、お察しの通り(?)既に使ってません。
良かったところについては、言わずもがな的なところはある。リッチな機能を持ったOSはやはり強い…そう感じた。
では、なぜ使わなくなったのか。良いところばかりを紹介しないのが、このブログである。
電池持ちが悪いと感じた点について
Ticwatch Eは、何もしなくても電池が2日も持たない。
心拍センサ、GPS、といった所謂スマートウォッチとは違うフィットネス用途に使える機能があるにも関わらずバッテリーが持たないのでは意味がない。
とはいえ、Wear OSを搭載しているスマートウォッチの中ではかなり電池持ちはいい、というのが一般的な評価だろうと思う。実際、「比較対象であるForeAthlete 235Jを持っていなければ十分満足できていたかもしれない」と思っているということを補足しておく。
ちなみに…
Ticwatch EとForeAthlete 235Jを共に満充電した状態で、5月18日(金)の朝8時ごろから持ち出した。条件としては以下の通りである。
- AndroidスマートフォンとBluetooth接続していて、着信や通知が来るとどちらもバイブレーション付きの通知が表示される
- 万歩計や心拍数計測機能は常時ON(Ticwatch Eについては心拍数計測機能の常時ON項目が見当たらず、もしかしたらOFFになっていたかも?)
- GPS機能はどちらもOFF(ただし、ForeAthlete 235Jについてはサイクリングログを取得するために一時的にONにして使っていた)
その後、土曜の夜中に気づいたときにはTicwatch Eの電源は切れていた。体感的には40時間も保っていないような気がする。
一方、ForeAthlete 235Jについては、無充電のまま使い続け、28日午前0時に残量が1%になっていた。つまり、9日と半日強保ったことになる。
この間、GPSロガーの機能(アクティビティの記録)を有効にしていたことがあり、その記録がこちら。
およそ150分、2時間半程度のGPSロギングを行っていても10日近くバッテリーが保ったのだ。もちろん、心拍数計測機能は常時有効にしてあるため、寝ている間の睡眠ログも取れている。
もし、スマートウォッチやヘルスケア用のウェアラブルデバイス初体験であれば、丸1日以上バッテリーが保てば十分で、GPSログを取りたいときに取れる、心拍数計測も然り、という機能の豊富さに満足していただろう。そもそも、スマートウォッチとしての出来はとても良く、特に通勤途中歩きながらの簡単なメッセージ返信などは音声入力によって十分実用範囲で使えるし、アラームを設定したりメモを取ったりといったGoogleアシスタント的な機能をこの小さな腕時計だけで実現できるのだ。
冒頭で、「Ticwatch Eは、何もしなくても電池が2日も持たない。」と述べたが、捉えようによっては「Ticwatch Eは、高機能なのに電池が1日以上ゆうに保つ。」といえるのかもしれない。
画面が見にくいと感じた点について
Ticwatch Eの画面は、この手のスマートウォッチとしては高精細で、有機ELならではの発色の良さも相まってとてもキレイである。
しかし、その有機ELの特性上、常時同じ表示を続けると画面が焼き付いてしまう減少が起こる。また、バッテリーの持続時間のことを考えると、画面のオートオフ設定をするべきであろう。そのため常時画面は消えている、ということは時計の盤面を表示させるためにワンアクション必要である、ということだ。
人気のApple Watchなどのスマートウォッチでもこの点については同様のことが言える。有機ELを使う以上、根本的に解決することは難しい。
もちろん、自然な動作で時計を確認できるように、”腕を見るような動作があれば自動的に画面をオンにする”という機能は備わっている。
…なのに、何が問題なんだ?と思われるかもしれないが、このアクションが必要であるということがかなりネックで、例えば時計を外して卓上に置いているとき、PCで入力作業をしているタイプ作業を続けながら視線移動のみで時間や通知を確認しようとしたとき、そんな時に一旦手を止めて「時計を見る動作」或いは「もう片方の手も使ってボタン操作やタップ操作」をしなければ表示されないのだ。
使っていて感じたことだが、「時計を見る動作(腕を上げ、自分の方に回転させる)」という言葉で表現するような条件にキレイにマッチしなければ時計を見ようとしていると検知してくれない。その度に、何度も腕を振り上げ、回転させる動作を繰り返す。終いには面倒になり毎回ボタンを押すようになった。スマートではない。
…とはいえ、Apple Watchをはじめ人気のスマートウォッチがそうなのだから、「そんなもんだ」と思えれば何の問題にもならない。これについても、ForeAthlete 235Jとの比較で感じた不満であるため「ここが欠点である!」とは断言し難いということを補足しておく。
ちなみにちなみに…
ForeAthlete 235Jには低反射カラーディスプレイなるものが採用されている。言うなれば、現代に蘇ったゲームボーイカラーだと思っていただければまず間違いない。(世代がバレる)
このディスプレイの特徴は、明るい日中であればあるほど画面が見やすく、白と黒の濃淡がはっきり出る。ただ、有機ELほどの発色の良さやグラデーションなどは持ち合わせておらず、バックライトにより夜間でも確認はできるものの、バックライトをつけて見ると全体的に少し青みがかり曇ったような色に見えてしまうという欠点もある。(商品ページに掲載されている鮮やかな画面表示は当然ながらハメコミ合成なのは言うまでもなく、そんなに発色に期待するべきではない。)
そんな欠点も抱えているが、バックライト(光源)を伴わずに表示が確認できるという特徴はバッテリー保ちの良さにも寄与するし、いちいちワンアクション取らなくても視線移動のみで表示を確認できる。これは非常に大きなアドバンテージと思う。
その他…Ticwatch使わなくなった決定打
用途やその日の気分によって、どちらも使いこなしていけばいい…と思っていたのだが、如何せんForeAthlete 235Jはバッテリー持ちが良い。つまりお風呂のとき以外は大体身につけていて、そのログは全てGARMIN CONNECTに溜まっている…過去のデータがそこに集中してるから、これからもそこに貯めときたいし、貯めていきたいと思ってしまった。これがデータビジネスの新しい形…なのかもしれない。
最後に…
なんだかんだTicwatch Eをこき下ろすような感じに見えたかもしれないが、用途とお財布感によってはやはり高いコスパと満足度を誇るスマートウォッチだなとは思う。自分が使わない流れになっているのは単に「用途に合わなかったから」というのが大きい。全てを満足させるにはどうしたらいいか?…それは、カネで解決するしかない。(遠い目)
ForeAthlete 235Jは仕事着(特にスーツ)には絶望的に合わない、スポーツから離れた途端チープに見える気がするところもあるので、やはりそういった点では適材適所というものは多分にあると思う。
まぁ、なんだかんだで個人的にはForeAthlete 235Jをおすすめしたい。
スマートウォッチ関連で今後書きたいエントリ
作成次第リンクを追加する
- スマートウォッチの買い替えを本気で考えるならどれ?
- Ticwatch E、結局どうするの?使わないの?
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