前回からの続き。中華スマホを購入する上で一番心配される日本語化問題。今回購入したXiaomi Mi MIX 2S(のグローバル版)については初期ROMからちゃんと日本語対応かつPlayストアにも対応している…との触れ込みだったので、実際のところはどうなのか、スクリーンショットを交えて紹介する。
一応言っておかないといけないこと
日本国内でMi MIX 2Sを使用するにあたり、技適マークの問題が残っているため大手を振って使用することは出来ません。
全ては自己責任にてお願いいたします。
そもそも中華スマホを購入するときの注意点…
中華スマホを購入する上で、購入先をどうするか、保証はどうするか、といった入手にまつわる問題とは別に、
- 購入時の状態のままでは日本語に対応していない
- Androidアプリを入手するためのPlayストアもインストールされていない(=中華アプリストアしか使えない、Google公式のPlayストアにアクセスするための小難しい手順が必要)
といった問題があることを認識しておく必要がある。事前にこれを確認せずに買ってしまうと、後から絶望する事になってしまうため、しっかりと調査の上、購入をしてほしい。
幸いにも、Xiaomiは日本市場を見据えている…或いはたまたまなのかも知れないが、簡単な手順で日本語化できるらしい。
今回購入したMi MIX 2S(のグローバル版)は日本語にもデフォルトで対応!
グローバル版のMi MIX 2Sは初期ROMの状態で日本語対応である。海外で使えるLTEバンドにも幅広く対応しており、海外旅行に携行するにはうってつけのSIMフリースマホだ。以下、セットアップの様子をスクリーンショットを交え紹介する。
まず、電源を入れた所
ちょっと画面にまだシールを貼ったままなのはご愛嬌。
ネットワーク設定画面
今回はSIMカードを入れずにセットアップを試みた。最近は身近にWifiがたくさん飛んでいていて自分のSSIDを探すのに一苦労。。。
利用規約、そして…
そしてSIMカードを入れずにセットアップしようとしたため、SIMカードの挿入を促される。(もちろん、この画面をスキップして、SIMカード無しでセットアップ可能)
Androidのセットアップ開始
…どうでもいいけど、この写真の何が気になるかって、、なぜか分からないけど有機ELのGalaxy S8+(写真左)のほうが画面青白くて、液晶のMi MIX 2S(写真右)のほうが画面黄ばんで見える…尿液晶かよ!!!って言いたくなるような写りなんだよ…
iPhoneのカメラ、なんとなーく全体がほんのり赤みがかった補正がかかって写るのか、何の写真を撮っても色味が暖色系に寄るのが苦手。そんな私の感情を後押しするかのようにコレ。…うーん、、そりゃXiaomiにカメラ性能をディスられるわけだ…
実際肉眼で見ると、色味はまるで逆。Mi MIX 2Sの方はデフォルトで青白い感じの寒色寄り(設定で暖色系にも調整可)で、Galaxyは結構(どころか最大まで)寒色寄りに調整かけてるにもかかわらず比べてみると圧倒的黄ばみ感がある…。
Googleのアカウント設定が完了するとおもむろに始まるMi Cloudのアカウント設定…
Googleのアカウント登録が終わると、おもむろに始まりまるMi Cloud設定。
しかし、私はAndroidはGoogleに、iPhoneはAppleに(一部Googleに)おまかせしておきたいので、この手のクラウドサービスは使わない。
Miアカウントなるものも、同じく。
一通りアカウントが終わると、セキュリティ設定が始まる
指紋の認証は本当に早くて便利、使いやすい。いろいろな指紋認証センサーに触れてきたが、コレほど快適に解錠できる端末は初めてだ。(Galaxy S8+と比較して、「指の腹を当てろ!と失敗する」「解錠処理が、指紋検知からワンテンポずれる」といった、比べなければ気にならないが比べてしまうと圧倒的にMi MIX 2Sが良い、という性能の差を痛感した。)
認証部分も違和感なく触れる位置にあり、センサー部分も某F社の指紋認証センサーのようにザラザラするタイプではなくつるつるのタイプなので、気持ち良い。
最後に、ホームのスタイルを選んで、完了!
完全に好みの問題で、私も嫌いというわけではないのだが、個人的にGoogle Now ランチャーが好きなので後から変更する。
Google Now ランチャーが対応端末をどんどん無くしていっているらしく、Mi MIX 2Sにもインストールできなかった。。。
しかし、メイン端末のGalaxy S8+にはGoogle Now ランチャーをインストールしていたので、そこからAPKファイルを抜き出したものを流用してインストールした。特に動作に問題はなく、ちゃんと使えているので一安心。。
インストール完了後の状態は…?
ホーム画面にあったもの
以前、ASUSのZenfone3 Deluxe買ったときは中華ゲームアプリのダウンロードリンクや、アプリそのもの(もちろん中国語)も数個ではあるが入っていて、なーんか嫌な感じしたけど、、、今回のMi MIX 2Sに関しては基本ソフトだけかなぁ…?という印象。ASUSのときはアプリの精査(不要なアプリやリンクを削除する)からスタートだったけれど、今回はそこまでしなくても良さそうだ。
セットアップ直後のストレージ領域は…?
Googleアカウントの移行設定を行ったため、もしかするとセットアップ中に何かがインストールされてしまっていて、デフォルトの状態と変わっているかも知れない…が、ご愛嬌。ま、多少はね。
使えるストレージ領域はおよそ118GB。一枚5MBの写真を保存したとして、およそ2万4千枚超の写真が撮れる。写真だけでなく、動画やアプリもインストールすることを考えると、使える容量は大体100GBくらい…か?
参考までに、ストレージ領域が全域で64GBのGalaxy S8+は昨年の夏(8月頃)から現在までの10ヶ月で容量が足りなくなってきた警告が出始めている。写真の枚数は2200枚超、容量にして20数GB、その他は主に動画に占められている。今回のMi MIX 2Sは倍以上のユーザー領域があるため、当分の間(2年弱くらい…?)は保ちそうだ。
最近、ストレージの枯渇のタイミングが来る度にスマホ自体を買い替えているようなサイクルになっている…。大容量ストレージは頻繁な買い替えに対し、自主規制の一助となってくれるだろうか…。(自分が我慢すればいいだけの話といえば、その通りだが)
と、言うわけで難なくセットアップは完了した!
ここまで、何の問題もなく日本語でのセットアップが完了してしまったMi MIX 2S。
ただ一つ気をつけていただきたいのは、グローバル版じゃない中国国内向け版では最初から日本語対応していない&使えるLTEバンド数も少ない、ということ。中国国内版のほうが少しお値段的にも安く、日本語化しようと思えば出来るらしい…が、その手間が初心者向けでない点と、LTEの対応バンドについてはソフト面というよりはハード面の制約になってくるため、後から追加する〜なんてマジックが使えない。
もう一点は、この端末はSIMカードが2枚刺さるスロットが用意されているが、よくある「1枚はSIM専用、もう1枚はSIMカードまたはMicroSDカードの排他仕様」というものではなく、「2枚ともSIMカードが刺さるだけのスロット」ということである。
「ストレージ容量の拡張が出来ない」ということを念頭に置いて、少し大きめの容量のものを購入することをおすすめしたい。
最近では、写真も動画も高画質になりたくさんの容量を必要とし、更にゲームやツールのアプリもどんどんリッチになり容量を必要とする。更に更に、ソフトウェアアップデートなどにもたくさんの容量を必要とする昨今、いくら「(課金さえすれば)無限の容量を溜め込めるクラウドがあるから〜」とはいえ、本当にそれでやり過ごせるか?を考える必要はあるだろう。
(かといって、容量が大きすぎるものだと壊れたり無くしたりした時に一気に失うものが多すぎてダメ、、、容量とコストのコスパも考えると、128GBがオススメです。)
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