充電台から分離する?!Qi対応のモバイルバッテリーのアイディアが理想的すぎる

充電台から分離する?!Qi対応のモバイルバッテリーのアイディアが理想的すぎる

久々の充電関連ネタの投稿です。(ほぼ)日課のAmazonザッピングしてたら面白いモバイルバッテリーを見つけたので購入してみました。

 

どんなモバイルバッテリー買ったの?

↑こちらの、モバイルバッテリー&充電器セットです。

AmazonとYahoo!ショッピングにはありそうだけど、楽天では取扱無いかも?

 

恒例の開封式から

今回も、Amazonで購入しました。国内在庫がちょうど無いタイミングだったのか、中国(おそらく深セン)からの発送という形だったので多少の不安がありましたが、仮に届かなくても届いたときにボロボロでもAmazonならなんとかしてくれるので安心です。

というわけでポチったのですが、1週間くらい覚悟していたところ、金曜にポチって月曜には届きました。早い!

商品(写真右側の化粧箱入)とは別に、写真左のケーブルが付属してきました。

こちらはUSB type C⇔Lightningのケーブルでした。このモバイルバッテリーに付いている口がUSB type Cしか無いため、純正品が高いと嘆くかもしれないiPhoneのためにおまけとして付いてきたようです。

ちなみに、純正だとこんなもん。

大体1本あたり3000円超します。サードパーティ製でも良いかもしれないですが、たまにMFi認証通ってない怪しいケーブルとかが売られていて、性能は勿論、iOSのアップデートなどで使えなくなることもあるため私はアップル製品(特にLightning関連)の充電ケーブルに関しては純正品を使うようにしています。

まぁ、おまけならもらっとくか( ・▽・)

 

化粧箱の中を開封していくと、(左から)取説、充電台、バッテリーの3つが入っていました。

 

取説はこんな感じ。製造年月日っぽい印がありますね。どうやら2018年10月26日製造?のようです。

 

なお、充電台に付いているケーブルは取り外しが不可能となっています。

いわゆるきしめんタイプなので、ねじって中の配線が断線する…なんてことも起こりにくいとは思いますが…敢えて難点を挙げるとすればケーブル長が気持ち短め(50〜70cmくらいかな…?)です。ベッドの枕元やサイドテーブルなどに置き場所を固定してしまうのが良いでしょう。(私はベッド脇のサイドテーブルに置いています)

 

気になる特徴

モバイルバッテリーとか既にたくさん持っていて、正直これ以上増やす意味はない&Ankerなどのある程度信用のおけるメーカーのものしか買わないようにしていた…のですが、こちらのモバイルバッテリーのアイディアがとても理想的なものだったので今回試しに購入してみました。

私が気に入った点は下記の点。

  1. Qi対応
  2. 充電台にセットするだけでモバイルバッテリーとスマホが両方一度に充電される
  3. モバイルバッテリーのインターフェースがUSB type C
  4. モバイルバッテリーだけで充放電可能

では、順番に見ていってみましょう。

 

1. Qi対応

OSによらず、昨今ではQi対応を謳った無接点充電に対応する端末が増えています。

私が現在、普段遣いしているスマートフォンはAndroid端末のMi Mix 2Sと、iOS端末のiPhone Xsの2台持ちをしています。どちらも無接点充電規格であるQiに対応しています。

 

これまで、USBケーブルを介して充電する場合にはクイックチャージやUSB PD、その他中華系各社による独自高速充電規格などが混在しており、端末と充電器(或いはモバイルバッテリー)の対応が合っているのか、組み合わせの悪さからくる不具合等ないか、とてもデリケートに考えていました。(なので、Ankerなどのある程度信用のおけるところのものしか買わなかった)

しかし、Qi対応であればそのようなことを考える必要もなく充電できる!と思ったわけです。(勿論、Qiが万能かというとそうでもなく、有線での充電に比べて充電速度が遅いなどのデメリットはありますが、Qiが受電可能なレベル以上の電力は受け取れませんし、モバイルバッテリーとの接点がないためショートするなどの危険性もないため、少なくとも有線にくらべて安全とは言えるでしょう。)

 

 
実際、Mi Mix 2Sで試してみました。(iPhone Xsで撮影をしていたためで、勿論iPhone 8、8Plus、X、Xs、Xs MAX、XR、その他Qi対応Android端末(主にGalaxyの8シリーズ以降など)であれば同様に無線充電が出来ます。)

充電が始まると、このように緑のランプが光ります。充電中はほわ~んほわ~んという感じでゆっくり点滅します。

 

2. 充電台にセットするだけでモバイルバッテリーとスマホが両方一度に充電される

モバイルバッテリーの面倒な点、それはスマートフォンを充電するのとは別に、モバイルバッテリー自体を充電器に接続して充電しておかないと使えないところ。

そのような不便な点を解決してくれる充電器としてはこのようなものもありました。

こちらは、充電器の中にバッテリーが内蔵されていて、接続したスマホなどの充電が終わると自動的に内部のバッテリーが充電されるというものです。これを使うことで、従来は「充電器+モバイルバッテリー+ケーブル」の3点セットが基本だったのが、「これ+ケーブル」の2点でよくなるということで、ちょっとした出張などで持ち運ぶ荷物を減らしたいときの最高のお役立ちアイテムでした。

 

バッテリーの裏に充電用の端子があり、台座に置くだけで充電が始まります。(充電中は台座側のLEDが光ります。)

更に、この状態でQi対応のスマートフォンなどを上に乗せると、スマートフォンの充電も開始されるという寸法。

つまり夜寝る前に充電台の上にモバイルバッテリーとスマホを置いとくだけで、朝にはどちらも満充電になっているわけです。超便利。

 

3. モバイルバッテリーのインターフェースがUSB type C

充放電はこちらのUSB Type Cの接続口から行います。

写真右側(本体側面)に見えるボタンは給電を開始するためのボタンです。(充電台に置いたときはコレを押さなくてもQiで給電が可能)

更に、写真中央に光っているLEDはバッテリー残量を示すインジケーター。本体側面の給電開始ボタンを押す(給電を開始する)と点灯し、4段階で表示されるようです。

先日発表された新型iPad ProがLightningを捨て、USB Type Cに舵を切ったと話題になりましたが、時代の流れはType Cに来ています。今後は充電だけでなくデータのやり取りや機能拡張など、様々な目的で使えるポートとしてType Cが広がっていくことは間違いないので、時代の流れに載っていていいと思います。

 

4. モバイルバッテリーだけで充放電可能

さぁ、ここまできて気になる点が一つあります。Amazonの商品説明にも明確に記載がなく、質問のところでも回答が曖昧になっているところなのですが、、

質問者
このモバイルバッテリーは専用の充電台でしか充電出来ないのかな?充電台が壊れたり、充電台の無いところでは充電できないってこと…?
きよさん
製品裏側の記載を見る限り、USB Type Cの口から充放電できるようになっているみたいだよ。実際にやってみたら充電もちゃんと出来たよ!

 

はい、結論から言うとできました

輸入(Input)が5V 3A(15W)でバッテリーに充電が可能、更に輸出(Output)も5V 3A(15W)でスマホなどに給電可能と表記があります。

なお、容量は5000mA/hなので最近のスマートフォンだとフル充電1回半ほど可能なようです。

写真下部に写ってる端子は、充電台から充電するための端子です。

 

 

バッテリーに直接有線接続して充放電したときの様子がこちら。

充電中はおおよそ公称通りの約15W、給電中は少し落ちて10W手前くらいでしょうか。

Outputが5V 3Aあったので、もしかすると急速充電としてスマホ側で認識されるのでは?という期待もあったのですが、どうやらそれは叶わなかった模様。とはいえ、10W出力といえば一昔前の高速充電と言われていたレベル(今ではまぁ普通くらい)なので、最低限のレベルはクリアしているといえるでしょう。そもそもQiでの充電をメインで考えて購入したものですので、有線での充電速度については気にしていません。

 

やりたかった使い方

今回紹介したこちらのモバイルバッテリーですが、これまでのモバイルバッテリーとは一線を画する様々な特徴を持っています。

そんなバッテリーをどう使うのか…がこちら。

はい、以前紹介したリュックの肩紐にかけることができるスマートフォンバッグとの組み合わせです。

このバッグにiPhone入れているのですが、そのちょうど後ろ側、メッシュポケットになっているところに思い通りモバイルバッテリーが刺さりました。笑

これで、iPhoneをしまって置くだけで勝手に充電されるわけですね。いちいち充電ケーブルを探して、モバイルバッテリーとスマホにケーブルを指す…なんてしなくても良いのはとても便利ですヘ(゚∀゚ヘ)アヒャ

勿論、このバッグでなくとも、男性であればポケットの中やボディバッグ、女性であればカバンの中にiPhoneと重ねてしまっておけば、まさにしまうだけ充電が実現できるという…。素晴らしい(*´ω`*)

 

総評

お値段 お値段は3000円台とお手頃。海外から発送される場合もあるようなので、Amazonで買うのが安心。
重さ 正確な重さは計っていないけれど、そんなに重い!って感じはしない。
製品のクオリティ 中国製の製品ということではじめは不安に思っていたが、実際モノを見てみると工作精度も良く、見た目の品質は結構良い。モバイルバッテリー界隈でよく話題になる内部の回路がボロい問題については未検証。しかし、無接点充電をメインで使うのであれば、「充電ケーブル繋いだらショートしてスマホの回路焼き切られた!」なんて事故も起こらないだろう。
利便性 無接点充電をメインに使う方には超オススメ。私はiPhone Xsを有線で充電したことがないくらいには無接点充電愛好者なので高評価にしている。モバイルバッテリー自体もいちいち充電ケーブルを繋がないで良いため使い勝手は非常に良い。
耐久性 耐久性についてはまだ故障していないため無評価。充電台のほうがケーブルを変えられないという点が気になっているが、持ち運ぶものではないため壊れる確率は低いと考えられる。

今回のこちらの製品については総じて高評価です。

無接点充電をメインに使っているから、という点が大きいため、充電するのにケーブルをいつも繋いでいる人だと「無線充電ってケーブル繋いで充電するのに比べて充電されるのが遅い!」と不満を持つかもしれません。

しかし、スマホなどのバッテリーは急速充電するよりも、ゆっくりと時間をかけ、マメに継ぎ足し充電するのが良いと言われていたりもするので、そういう面でもこの商品はメリットがあると思います。

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