USB PD対応の2口充電器、Anker PowerPort Atom PD 2買ってみた!

USB PD対応の2口充電器、Anker PowerPort Atom PD 2買ってみた!

PowerPort Atom2

最近、PC、スマホ、ワイヤレスイヤホンまでもがUSB Type C充電に対応していて、かれこれ1年ほどMicro Bの充電器を使わない生活になりました。今後主流になるであろうType C、そしてPD(Power Delivery)対応の2口充電器が出ていたので購入してみました!

 

購入に至った経緯

かれこれ2年ほど前でしょうか。ASUSのZenfone 3 Deluxeを使い始めた頃からUSB Type Cの端末を使い始め、今や手持ちの端末すべてがType Cで事足りる様になりました。

※ちなみに今良く使っている手持ちの端末(?)は…

★:Type C→Lightningの変換ケーブルを使用しています。★印のついていないものは全てType C to Type Cのケーブルです。

これまでもType C(PD)対応の充電器はあったのですが、2口充電に対応していないものや、出力が弱いものしか無くイマイチだなぁと思っていた中、とうとう高出力(PCも高速に充電できる60W)対応、更に2口充電口を備えているこちらの商品が出ていたので思わず飛びついてしまいました。

 

USB Type C(PD)を使うメリットは…?

きよさん
ずばり、Type C(PD対応)を使うメリットは「USB-IFの規格に則った高速充電に対応している」という点です。

従来の充電器にも「高速2.4A対応」などと書いている物がありました。というか、今でもあります。

iPhone5〜6が主流の5年?ほど前、Appleの四角くて小さな充電器が横行していた4〜5年ほど前であれば確かに2.4Aでも十分高速といえる充電器といえたのですが…。

そのころは充電電圧(V)は5V固定で、電流(A)を多く流すことで高速充電を実現していたため、5V-0.5A、5V-1A、5V-2.4Aというような種類があり、単純な出力の違いとしてA(アンペア)数の違いが重要でした。この時代は、2.4A対応の充電器はiPhoneの充電器の2.4倍も高速な充電が可能だったのですが…。

 

イマドキの高速充電の見分け方?

最近の高速充電は、電圧(V)と電流(A)の双方を高めることで充電スピードを上げています。

その充電スピードの単位としてよく用いられるのがワット(W=V×A)です。

きよさん
「18W充電対応」などと書かれているものがそうです。例えば18Wの場合は12V-1.5Aで充電されているという感じです。

様々なハードメーカーが作成した方式が乱立する中で、広まっている…ように感じるのは、

  • 中国スマホメーカーが採用している場合が多いクイックチャージ(QC)
  • USB-IF(USBそもそもの統一規格を策定しているところ)に準拠するパワーデリバリー(PD)

という、大きく2種類ほどかなと。。

個人的に、統一規格から外れているのはあまり好きではない(対応の端末や充電器を選ばないといけなくなってしまう)ので、PD推しです。

 

今回購入したPowerPort Atom PD 2のスペックは…?

今回購入したPowerPort Atom PD 2、最大出力(1ポート最大、2ポート合計)が60Wとなっており、これはMacBook Proの充電器と同等の高速充電を実現できるスペックです。

きよさん
一番最初に紹介していた「2.4A対応!(ただし5V)」というものはワット数でいうと5V×2.4A=12Wしかなく、その5倍の高速充電が行えるスペックを持っていることがわかります。

 

…とはいえ、全ての機器が60W充電できるかというとそうではなく、機器それぞれのバッテリーの性能に応じた高速充電を実現するわけで、それが「18W対応」だったり、「30W対応」だったりするわけです。

機器側のスペックに左右されるとはいえ、充電器側のスペックが高ければ高いほどより高い電力を必要とする機器の充電にも使うことができるため、スペック過多ということはありません。このPowerPort Atom PD 2一つで、スマホからPCまでを一手に充電できるわけですから。

※1ポート最大、2ポート合計が最大60Wというのは、2ポート同時に充電しようとすると15W+45Wという動作にはならず30W+30Wとなるなどの仕様があるようですが、それはまた追々…。

 

開封…!

と、いうわけで開封していきましょう。外観チェックです。

PowerPort Atom2

入出力の仕様はこの様になっています。

  • 5V×3A=15W
  • 9V×3A=27W
  • 15V×2A=30W
  • 20V×3A=60W

という組み合わせで出力できる模様です。

PD対応の機器を充電する場合には、充電ケーブルもPD対応品を選ぶようにしましょう。高電圧、大電流を流すことで高速充電を実現しているため、充電用のケーブルで品質が悪いもの(規格外の粗悪品など…)を掴んでしまうと、最悪発火などの恐れがあるためです。

↑私はこちらのAnker製のケーブルを使っています。USB-IFの規格に準拠している点は安心要素かなと。また、過去数本こちらのケーブルを購入していますが、作りもしっかりしている割にしなやかなケーブルで、断線等もしたことはありません。

 

PowerPort Atom2

 

充電口はこの様になっており、従来のType A(四角く大きな、いわゆるThe USB!って感じのコネクタ)は使えません。

これまでもPDに対応したType Cの口がある充電器はいくつもあったのですが、こちらのように2口ついているものはありませんでした。そのため、普段遣いする充電ケーブルを全てType Cに統一して持ち物を減らしたい方にはとても魅力的な充電器です。。

 

PowerPort Atom2

コンセントはこのように折りたたんで本体に収まります。少々飛び出てはいますが、そこはご愛嬌。

 

MacBook Pro用の60W対応充電器と大きさを比べてみる

左に写っているのが、MacBook Pro(13インチ)に付属していた60W充電器です。同じ60W対応の充電器ですが、高さも厚みも一回り小さいです。

 

PowerPort Atom2

右側を箱にひっつけてみた図。

カメラの画角の問題で、遠近法!?のように見えなくもないですが、手前にあるPowerPort Atom PD 2のほうが明らかに小さいです。

 

開封したところまでのレビューは以上ですが、質感、サイズ感ともにファーストインプレッションの時点ではかなり良く、2口あるため使い勝手も良さそうです。

きよさん
2口つなぐと30Wになってしまう?という辺りの真相については次回試して別記事にまとめてみたいと思います〜

※2019/10/01 18:40 現在、増税直後の5%オフセールがアマゾンで実施されており、対象商品となっているようなので今在庫があるうちが狙い目です!(増税前の駆け込み需要か、昨夜~今朝にかけて一時在庫切れになっていましたので。)

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